A バイノーラルの反対語は?

「バイノーラル・ビート」って聞きなれない言葉ですよね。
「ビート」はよく聞く言葉ですが、「バイノーラル」ってなに?って感じでしょう。


英語で書くと“Binaural”です。
と書かれてもわからないので、“Bin”、“aural”と分解して説明しましょう。

まずは、“Bin”です。

この“Bin”は、「バイリンガル(Bilingual)」の「バイ(Bi)」とほぼ同じです。
「バイリンガル(Bilingual)」は、二つの言葉を話すという意味です。
つまり「2」もしくは「二つ」という意味ですね。

では、「バイノーラル(Binaural)」は何が二つなのでしょう。
単純に考えれば、“aural”が二つで「バイノーラル(Binaural)」と想像できますよね。
では“naural”とはなんでしょう。

“aural”とは、「聴覚の」という意味。
つまり「耳」です。

耳が二つあるなんて当たり前じゃないか、と思ったかもしれません。
でも、実は耳が一つもあるんですね。

一つというのは、英語では“mon”です。
“aural”とくっつけると・・・
“Monaural”

なんか聞いたことありませんか?

そうです!モノラルです!

実は、「モノラル(Monaural)」の逆は、「ステレオ(Stereo)」ではなく「バイノーラル(Binaural)」
だったんですね。
まあ、逆というか、正確には一つではなく二つという意味ですけどね。

余談ですが、“stereo”は、ギリシャ語からきており、“solid”つまり固体とか立体という意味があります。
音が立体的に聞こえるので、「ステレオ(Stereo)」、正確には「ステレオフォニック(Stereophonic)」
というのです。
ちなみに、“phonic”は、音とか声という意味の“phon”に“ic”がついたものですね。

「バイノーラル」とは「二つの聴覚(耳)」。
あえて、「二つの」といっているということはですよ。
二つが違うからこそ、あえての「二つの」といっているわけです。

人は普通、右と左にそれぞれ一つずつ耳がついています。
左右の耳での聞こえ方が違うからこそ、“Bin”をつけて「バイノーラル」という言い方をしているのです。

次は「耳」の話をしてみましょう。



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